ツインフレ—ム-双子の炎- - Catherine Labbe


Catherine Labbe, Ludovic Labbe

ツインフレ—ム-双子の炎-

カトリ—ヌ&ルドヴィック・ラベ 著


ツインフレ—ム

-双子の炎-


あなたを変え、地球を変える、

至高の愛


トモキ・クボタ 訳

原題:Les Flammes Jumelles : Une voie de transformation à travers une nouvelle dimension de l'Amour

Copyright©2020 Catherine LABBE、Ludovic LABBE

無断複写・転載を禁じます。

著者:カトリ—ヌ&リュドビック・ラベ

表紙イラスト:ルシ—・ヨネ

翻訳:トモキ・クボタ


詳細:

https://thetwinflames.love


https://flammesjumelles.world

出版:HeartConsciousness Publishing

著者紹介

カトリ—ヌ・ラベ:ハ—トコンシャスネスLP(HeartConsciousness LP)の共同創設者。ノマド生活を送るトレ—ナ—、セラピスト、コ—チ、講演者、作家。母であり、妻。本当らしさ、幸福、心の道を探し求める世界中の人々にアドバイスやサポ—トを行っています。また、ツインフレ—ムへの個人向け、カップル向けのサポ—トも行っています。レイキのマスタ—・施術士・トレ—ナ—、心拍調整士、催眠療法士、脳科学認定施術士。夫であるルドヴィックと協力しながら、愛の復活のための活動を行っています。


https://catherinelabbe.world


ルドヴィック・ラベ:ハ—トコンシャスネスLPの共同創設者。ノマド生活を送るコ—チ、ビジネスコンサルタント、トレ—ナ—、講演者、作家。父であり、夫。心や愛を意識したうえ、本来の自分を保ちながら職業活動を行おうと望む起業家(コ—チ、セラピスト、ソロプレナ—)へのコンサルタント・サポ—ト業務を行っています。レイキのマスタ—・施術士・トレ—ナ—、心拍調整士、脳科学認定施術士。妻であるカトリ—ヌと協力しながら、愛の復活のための活動を行っています。


https://ludoviclabbe.com

表紙画家「はしがき」

私は自分がずっと信じてきた引き寄せの法則を引き起こし、夢の人生を築きたいとの思いから、理想のカップルとはどういうものかとずっと考えていました。

「完璧な愛」、つまり、お互いを豊かにしあえる安定した関係を結びたいと願っていました。また、素晴らしい調和のなかで一緒に暮らすことのできる運命の人が、この地球上にひとりはいるはずだという想いを抱いていました。そして、心を充たす崇高なハ—モニ—を奏でるカップル像を心に描いてきました。

ところが、これまでの私の恋愛はむしろ波乱に富んだものばかりでした。幻滅を感じたり、ときには絶望にも陥りました。

こうして自己実現を強く求めながらもさまざまな経験をするうちに、私は「愛」において、特に恋愛において何が大事なのかがだんだんわかってきました。そこで、理想の恋愛を引き寄せるため、自分のなかのカップル像をよりクリアにし、そこに近づけるようと思い、一所懸命ワ—クを行い、トラウマを癒やすことにしました。その結果、不安定な、傷つけあうだけの関係はもう築かないことに決めました。そして、愛を放ちあえる関係を進んでつくっていこうを心に誓いました。私は、誰の心のなかにもともと愛があることに気づいたのです。みんなと一緒に愛のエネルギ—をどんどん生み出していこう!

この本の著者であるカトリ—ヌとルドヴィックが目の前にあらわれたのは、ちょうど私がこのような心境になったタイミングでした。ふたりは「ツインフレ—ム」をテ—マとする本を企画していて、表紙にする絵を探していました。すでに私の過去の作品にはツインフレ—ムというテ—マにぴったりの絵もあったのですが、話しあっていくうちにカトリ—ヌとルドヴィックのエネルギ—や波動を浴びながら、描き下ろし作品を制作してはどうかという話で盛り上がりました。こうして、ふたりと関係を築きながら制作を行うことになった私は、ツインフレ—ムとしてふたりが放つエネルギ—にどっぷりと浸ることができました。こうして、いわゆる「共創」による作品に命が吹き込まれたのです。なんという幸せなことなのでしょうか!実際に地上に転生したツインフレ—ムとこうして知りあえるとはなんと嬉しいことでしょう!

カトリ—ヌとルドヴィックのエネルギ—は、人々に新たな情熱や希望を呼び醒まします。実際、私のなかにも新しいエネルギ—が芽生えました。これこそがまさに本書「ツインフレ—ム」が存在する意義と言えるでしょう。この本は理想の「愛」が現実に存在することを信じさせてくれものであり、また自分の「ツインフレ—ム」と出会う可能性を開いてくれものです。

さて、ここでカトリ—ヌとルドヴィックのために私が描き下ろさせていただいた絵をご覧ください。この絵を見ると、まず、ふたりでひとつとなったカップルのエネルギ—に気づかれることでしょう。一体化したふたりは完璧にバランスのとれた「ホ—ルネス」を形成しています。ふたりのエネルギ—中枢は「基底のチャクラ」(第1チャクラ)から「王冠のチャクラ」(第7チャクラ)にいたるまでしっかりと結びついています。地球のエネルギ—が、根っこから伝わって、上へと昇っていき、命、アイデア、プロジェクトなどを生み出しています。そして、生命を豊かに増殖させています。

聖杯に見立てたカップルの腰の場所では蓮の花が咲き誇り、その根は地中深くに降ろされています。花の水色は平和をあらわすものです。大きく開いた花びらは、天空から降りてくるエネルギ—を受け取っています。その茎は地上でカップルを支える柱の役目を担っています。

空から降り注ぐエネルギ—はふたりの王冠のチャクラも      通り抜けます。ともに大きく開かれたふたりの王冠のチャクラはあわさって、もはやひとつになっています。このチャクラを象徴する金色の王冠は、広々とした聖なる運河のように空に向かって広がっています。王冠はトランシ—バ—の役目を果たしていて、ここを神々しいエネルギ—が自由に行き来しています。

ハ—トの位置には天と地球のエネルギ—が集中しています。ハ—トはとりわけ大きな透明なクリスタルとして強烈な光を放っています。そしてカップルの上位チャクラと下位チャクラの中心の位置でバランスをとっています。

第三の目もこのクリスタルのエネルギ—に大きく開かれています。ふたりを結びつける場所は宝石となっていす。

ワシの翼のような立派な王のケ—プがふたりを守りながら、育みます。

重要な樹木のシンボルが、「ツインフレ—ム」カップルの神聖な中心軸にあるさまざまなシンボルに、全体的な統一性をもたせています。樹木は天と地球で転生を果たしたカップル、そして内と外で繰り広げられる生命の創造に完全な一貫性をもたらしています。

さて、次に色を見ていきましょう。男性的なイメ—ジの青、そして女性的なイメ—ジの赤が大きなスペ—スを占め、ハ—モニ—を織りなしています。そこにこの二色のイメ—ジを統一するかのように、色調の異なるパ—プルが加わりバランスを保っています。

金色はこの出会いの神聖さを讃えるかのように、全体に熱情と気高さを与えています。白は出会いの純麗さ、清々しさ、明るさをあらわすものとして、輝いています。

触れ合う手、ひとつの口を形作る口づけ、そしてクリスタルのハ—トが、ふたりを美しい統一感のなかに封じ込めます。

誰もがこうした体験をしたいと願わずにはいられません。私自身もこうした時を迎えるため、ずっと準備をしているのでしょう。この絵のなかにあるシンボルやエネルギ—は、私のなかにもすべてもともと存在するものです。そして水面に浮かびあがってもよいとき、地表にあらわれるべきとき、希望に満ちるなかで完全に受け入れられるそのときを待ち続けています。私とカトリ—ヌ&ルドヴィックとの出会いは驚くべきシンクロニシティとして訪れました。それは私がこのふたりとの出会いという人生のプレゼントを受け取る準備がようやくできたタイミングだったのでしょう。私がふたりとつながったことよって、つまりこの現実世界に舞い降りた「ツインフレ—ム」のエネルギ—とつながったことによって、そして「ツインフレ—ム」の愛が私のなかに宿ったことによって、ふたりとのこの共創が可能となったのです。その神聖な結びつき、豊かなバイタリティ、そして自分や他の人々にとどまらず、地球、さらには彼岸に暮らすあらゆる存在にまで大きく開かれた、そのハ—トから流れでるホ—ルネスと荘厳さを自分のなかに感じとることができました。私はこうした体験が覚醒の秘密、つまりあまねく存在につながる秘密を明らかにしてくれるのだろうと確信しています。

カトリ—ヌ&ルドヴィックとのこの共創のおかげで、こうした気づきや自分の心の深いバイブレ—ションの上昇を体験することができ、こうした体験が可能なんだ、しかも今すぐにでも可能なんだ、と思えるようになりました。つまり、この絵に描かれた神聖な樹木の種はずっと私のなかにもあるのです(それはみなさんのなかにもあるのです)。そして、私は、何年もかけて、土に栄養をやり、地面の手入れをし、庭の環境を整え、すべてが良好なバイブレ—ションで振動できるその瞬間を待ちつづけているのです。その根っこは目に見えないところで広がっています。カトリ—ヌ&ルドヴィックとのつながり、つまりツインフレ—ムの愛とのつながりが、私のなかのこの神聖な樹木に力強い生命の息吹を、そして命の出現に必要な水や火を吹き込んでくれました。そして、地中から出ていく勇気と、さらに色彩豊かなこの麗しき庭で輝ける深い喜びをもたらしてくれまました。

今、この「ツインフレ—ムの神聖な樹木」は私の心のなかに広がり、輝きを放っています。私はこの本をお読みになったあなたの心のなかにも、ツインフレ—ムの愛のつながりの象徴である、この「神聖な樹木」があらわれ、それがみつけられるよう切に願っています。

この大きな喜びとそこから流れでる平和がみなさんに訪れ、私たちの「神聖な樹木」がぜひ地上に満ち溢れますように。

画家 ルシ—・ヨネ

はじめに

人生が大きく変わろうとしていたそのとき、私はまだ若く二十過ぎでした。物心ついたときからずっと私は真の愛というものが存在すると信じ続けてきました。それはおとぎ話に出てくるような甘美な恋ではなく、奥深い、真実の、本物の愛、スピリチュアルな愛でした。

ただ、心から望み、探し続けてはいたものの、実際の恋愛や人間関係は決して思った方向に進んではくれませんでした。恋愛も、人間関係も、そして人生そのものがうまくいきませんでした。いえ、私はただ単に自分と折り合いがついていなかったのです。恋愛をしているときでさえ、私はいつも不満を抱いていました。

私に何が足りないんだろう?私はどんな「愛」を探しているんだろう?ただ、こういうことを考えながらも、うまくは言えないけれど、愛を理解するためにはみつけなければいけない何かほかのことがあるのではないかということがうすうすわかっていました。

そこで私は真の愛をみつけようと、ひとりでスピリチュアルな探求をはじめることにしました。

こうして、数日間、瞑想に没頭しました。何でうまくいかないのだろう、何に対して私は不満を持っているのだろう、恋愛に限らず「愛」全般に関連してどんなときに私は傷ついてきたのだろう、カップルとはなんだろう、そうしたことを意識的に考え続けました。

「愛」とは一体なんなのだろうか?

それまで、たとえ恋愛中で恋人がいるときでさえ、私は満たされていると感じたことが一切ありませんでした。ふたりが求めていることが違う、恋愛観が違うなどといつも不満を抱いていました。自分は相手にたくさん与えているのに相手からはあまりもらえていない、不公平だ、などとよく考えていました。そしていつしか相手の関心をひき、「愛」をもらうためには、その人の期待にこたえなければならないと思うようにもなっていました。人から受けいれられ、期待にこたえるためには、自分を抑え、自尊心を捨てなければならない、と・・・。

もちろん、逆に私のほうが相手に求めることもありました。そしてそれが満たされなくて、よくストレスを感じていました。私は自分らしく生きることができず、自分とも恋愛相手ともまったく折り合いがついていませんでした。しかし、そんな自分を変えて、きちんとした安定や調和をみつけたいという強い思いが湧いてきました。

そこで自分の振るまい、心の癖、自分との向き合い方、人間関係、「愛」に対する見方などをじっくり観察することにしました。

これは自分自身のことを理解し、よりよい人間関係を築くための変容に必要なステップでした。

一体私は愛に何を求めているのだろう?

当時、私は自分を道ばたに打ち捨てられたようなつまらない存在だと感じることが多く、引っ込み思案だったのですが、まずは自分自身と折り合いをつけた状態で生きていきたいと考えるようになりました。そして神聖な愛というものがあるのであれば、それをいろいろな面から思う存分に経験してみたいと願いました。

愛は恋愛関係だけでなく、さまざまな形で存在し、あらわれます。

私は愛が欠けたなかで、愛という栄養が充分に吸収できないストレスのなかで生きていくのがもう嫌になっていました。いわゆる「ホ—ルネス」1 をみつけたいと渇求していました。


恋愛においては、深く、スピリチュアルな、本物の関係を結びたいと心から願っていました。それ以外の物差しは特にありませんでした。

そこで自分が「人生」に対して何を求めているのか、またどのような「気づき」を得たいのかをリストアップしてみました。そうすることで「至高の愛」を追い求めるなかで、人生が私の味方となり、寄り添ってくれることを望んだのです。

それから数日後のことです。私はある夢をみて、電気ショックのような衝撃を受けました。この夢は大変強烈なものでした。そして、これによって、自分自身が変わらなくてはいけないのだ、という気づきをもたらしてくれました。

愛は他人から、つまり外からもらおうと待っていてはいけない、というメッセ—ジを受けとったのです。すべてはここに、私のなかに、私の人生のなかに、すでにあるのだから、と・・・。満ちた、完全な愛とつながるには、正しい周波数に合わせる、ただそれだけでよいということがわかりました。私自身が「愛」そのものでなければならなかったのです。つまり私自身が「愛」を全身であらわさなければならなかった、「日々、生きる術として、愛をつくりだして」いかなければならなかったのです。

その日以来、私は大きなスイッチがはいったかのように、私自身(moi-m’aime)2を愛しながら、生きる術としての「愛」を日々実践するよう努力しました。


私はそれまでなおざりにしてきた自分自身のさまざまな面をすぐに見つめなおしました。そして自分の本質である魂とともに奥深い心の道を歩みはじめました。するとあらゆることが順調に進みはじめました。日々小さな変化がもたらされ、「本来の私」や自分の魂に響くものに近づくための行動がとれるようになってきたのです。

ただその一方で、それまでの自分の生活や以前の人間関係との溝が次第に深まっていきました。そしてついには大きな決断を迫られ、人間関係、私生活、仕事において重大な選択をしなければならなくなります。

環境を変えるのは本当に簡単ではなく、嫌なことにもたくさん突きあたりました。しかし新しい生活をはじめ、「新しい自分」になるためには、そうしたことも必要でしたし、むしろよいことでもありました。

私はこうして生まれ変わり(再生)の第一歩を体験しました。ただし、これはとても大きく、奥深い変容のまだほんの序章に過ぎませんでした。このとき、何かが私を待っていると感じていたのですが、具体的にそれがなんなのか、またどのようにすればそこにたどりつけるのかなど、まったく想像できていませんでした。

ただ自分のことを信頼してくれ、前に進むために道を照らし続けてくれる、自分よりもはるかに大きな「至高の存在」が私に寄り添ってくれている、道案内をしてくれているという感覚はありました。

前進すればするほど、また私が自分で「心の羅針盤」と呼ぶものを使って「生きる術としての愛」を実践すればするほど、絶対的な「至高の愛」というものに全身全霊で触れることができるようになりました。

こうして私は、私の一部でありながら、私の周囲に存在する、あまねく存在3 をつくっているより高い愛の波動とつながることができました。


この絶対的な愛は私の魂に栄養を与えてくれました。これは満ちた、完全な愛でした。この愛には他人からもらわなくても、他人のために何かをしなくても、直接触れることができました。気づきを得たことで、私は「新次元の愛」に触れられるようになったのです。

自分自身を探すために旅立った私がはるかに「大きな愛」と出会うことができたのです。こうして新次元の愛を通じた変容の道を歩みはじめることとなりました。

こうしたなか、私は自分ではかなりの段階を乗り越え、すでに長い道のりを歩んだものだと思っていました。ところが実はこのとき、さらにあらゆるものを変化させ、さらに遠くへと私を推し進めてくれる別の出会いが準備されていました。

それこそが私の双子の魂、つまり私の「ツインフレ—ム」4との出会いでした。

ひとりスピリチュアルな旅を続け、「生きる術としての愛」を実践していたこのころにも、私には誰かに寄り添われているような感覚がありました。うまくいくときばかりでなく嫌なこともときどき、いえ、しょっちゅうありました。どこに行けばよいのか、どこから手をつければよいのか、何からはじめればよいのか、具体的に何をすればよいのか、それは、それは、検討がつかないことだらけでした。

そんなとき私は進むべき道をみつけ、選択し、自分の直感に従うために「心の羅針盤」を覗きこむことを習慣にしていました。ただ、未知の世界に対する興奮と同時に恐怖も感じましたが、それさえも悪い感じはしませんでした。

こうしたなか、数あるステップのひとつとして、また人生の新たな変容の一部として、私はセラピストとしての活動を開始しました。

そんなある日のこと、友だちの女性霊媒師から小さなメモを渡されます。

そこには「ルドヴィック」なんとかという、ひとりの男性の氏名が書かれていました。彼女は私にその人に連絡しないといけないような気がする、そしてそれはあなたの仕事に関係する話だろうとだけ告げました。

しかし、その人物とコンタクトをとるのには数日かかりました。何しろ連絡をする意味もわからなければ、連絡をとる方法さえ皆目検討がつかなかったからです。

しかしインタ—ネットで検索したところ、なんとか彼の写真と連絡先をみつけました。写真を見た私はすぐに奇妙な感覚に襲われました。彼の目を見た瞬間、なにかしらのエネルギ—のようなものを感じ、それが私の全身を貫いたのです。

すると、何かに背中を押されるような気がした私はその人物に連絡をとっていました。そして仕事上のプロジェクトの一環としてすぐに会う運びになりました。

出会いの当日、内心ではとても特別な人物と会うのだという気はしていましたが、そこに実際に周到に用意されていこと、「大いなる生命」5 が私に、いえ、私たちに仕組んでいたことまでは想像できませんでした。

私を待っていたのは自分のツインフレ—ムとの出会い、つまり「再結合」6 でした。ルドヴィックは私の双子の魂、つまり男性であるもうひとりの「私」だったのです。この「再結合」という現象はあなたの人生を根本から大きく覆すこととなります。

ツインフレ—ムとの霊的な再結合、あるいは地球での再結合7 を果たした魂は「ピュ—ル・プロセス」8 と呼ばれる、この魂のつながりに特有の一連の流れを体験します。ピュ—ル・プロセスは複数のステップ、さまざまな体験、数々の特有の不思議な現象で構成されています。それは、人間を変容させる強烈で、複雑で、奥の深い道のりです。

本書では密接につながる愛のふたつの側面、つまり「満ちた愛」、そして「ツインフレ—ムの関係」というふたつ1組となる重要な考え方を紹介していきます。

私たちの自己紹介

ここでは「私」の自己紹介ではなく、私のツインフレ—ムであるパ—トナ—も含める意味で「私たち」の自己紹介と書かせていただきました。文章こそ私ひとりで書きましたが、この本が「私」だけではなく、「私たち」の愛の賜物であり、「私たち」の体験の成果だからです。彼もやはり、私同様にツインフレ—ムの関係についてさらに人々の理解が深まり、浸透していくよう努力を重ねています。

私はカトリ—ヌ・ラベ、そして私のツインフレ—ムである彼はルドヴィック・ラベといいます。現在、私たちは夫婦であり、ふたりの小さな男の子の幸せな親でもあります。私たちは周到に用意された一連の偶然を経験したすえに再会を果たしました。

再会といっても以前から地球上で実際にお互いを知っていたわけではありません。数年前にツインフレ—ムとして「再結合」を果たしたという意味です。

当時、私は23才、ルドヴィックは39才と年は離れていましたが、ふたりにはある共通点がありました。ふたりともこの再会の直前、人生のなかで自分と相いれなくなってしまったものをすべて一掃する決心をしていたのです。

ふたりとも自分の魂と折り合うため、完全に「本来の自分」として歩む人生をスタ—トしたところだったのです。

私たちはそれまでにそれぞれが別々にすでにスピリチュアル的に長い道のりを歩んでいました。自分のペ—ス、自分なりの方法で経験を積んでいたのです。

ルドヴィックは神聖な本物の愛を探し求めていました。彼には当時すでにツインフレ—ムに関する知識もあり、ツインフレ—ムをみつけたい、また唯一無二の「至高の愛」のなかで生きたいと強く願っていました。そして、人生のなかで求めていることをリストアップして整理し、自分の霊的本質、つまり本来の自分にさらに近づこうと日々努力を重ねていました。

こうして彼は大変困難で消耗することも多い、厳しいワ—ク9 に徹底的に取り組んでいました。そしてその結果、それからわずか数か月後にさまざまな偶然が重なったすえ、私たちふたりの道が交差したのです。こうして自分たちの「ミッション」となるビジネス・プロジェクトの一環でふたりは会うことになりました。

再会を果たした私たちはその後「再統一」10 し、現在、夫婦として暮らしています。

さて、「ツインフレ—ム」と聞くとどことなくおとぎ話のような、何か魔法のような恋愛をイメ—ジされるかもしれません。

確かにそのような面もなくはありませんが、それはいろいろな経験を経たあとのお話しです。その前にはうまく乗り切るのが大変難しい状況が訪れます。それはロマンティックな関係とはほど遠い、むしろ正反対とさえいるものです。

ツインフレ—ムという関係は非常に強力なエネルギ—を目覚めさせ、さまざまなことを生じさせ、困難や苦痛をもたらします。

私たちも大変厳しい、疲労困憊する時期を体験しました。ツインフレ—ムとの再結合、それはあなたの全身全霊、あなたの全人生の大掃除が必要となる津波の真っただなかに放り出されるような体験です。

そののちには再生11 することができますが、最初は一種カオスのなかで生きているような感覚を体験することとなります。

私たちのミッション

今のような考え方や自覚の仕方ではなかったのですが、実を言うと私は子供のころから心のどこかで自分がしなければいけない何かがあるような気がしていました。人生のなかで選ぶべき道、やるべき活動があると感じていたのです。

子供のころからすでにひとりでスピリチュアルな旅をはじめていたのはそのためでした。そしてそれからずっとのち、長いときを経て、プライベ—トでも仕事でも自分らしくありたい、自分のすべてを完全にスピリチュアル・ジャ—ニ—に捧げたいと思い、大きな決断をすることになりました。そしてまさにその瞬間からツインフレ—ムとの再結合に向けた進歩が進みだし、ついにはこれを体験することができたのです。

私とルドヴィックは最初、純粋なビジネス・プロジェクトを目的として会いました。実際にこの話しあいがもてたおかげで、その後すぐに「ルネ・センス®」12 という具体的なワ—クのサポ—ト用のツ—ルが誕生しました。なお、これはその後「ドゥ・センス®」(DoSenstm)というツ—ルに発展することになります。


この「ルネ・センス®」や「ドゥ・センス®」を使って、私たちは自分たちに与えられたと考える、ツインフレ—ムとしてのミッションを発展させています。

出会った当初から、私は「スピリチュアルガイド」に自分たちの道をしっかりと照らしてもらっていました。ガイドがふたりが同じ方向に向かって事業ができるよう導いてくれたのです。サポ—トを行う対象は違うものの、必要な際にはお互い助け合いながら活動をしています。

私のほうは本来の自分らしく人生を歩みたい、気づきを芽生えさせたいと願う人々にサポ—トを行っています。具体的には個人やカップルのツインフレ—ムのサポ—トを行っています。再会の準備段階にいる人、あるいは再会を果たした人たちに対して、複雑で奥深いツインフレ—ム独特のプロセスができる限り正しく体験できるよう、また必要な過程を進むことができるよう、アドバイスをさせていただいています。

私はこうしたサポ—トを行う際、エネルギ—ワ—クを使ってお手伝いをしています。

一方、ルドヴィックはセラピスト、コ—チ、ソロプレナ—、起業家といったプロを相手に業務上のサポ—トを行い、彼らが仕事のなかで本来の自分がうまく発揮できるよう導いています。そして、プロである対象者本人、また彼らのクライアントの両方に役に立つ、「至高の愛」をベ—スにした仕事の展開方法を伝達し、彼らの職業上の考察、実践、発展に関するアドバイスを行っています。

もちろんこうしたアプロ—チは現在のビジネス界の主流ではありません。彼のアプロ—チは愛に大きなウェ—トを置くものです。心の声にスポットをあてたアプロ—チに関心を寄せる人々を対象としており、心にかなった方法で事業を進めたいと望む人々から反響を得ています。

私たちはツインフレ—ムとして再会し、一緒に暮らし、ツインフレ—ムの再結合プロセスを進め、この高次元の愛に触れるチャンスを得ましたが、この再会を可能としたのは「現状をほんの少しよりよくする」という小さな目的のためではないと考えています。

ツインフレ—ムには「至高の愛」を根底に据えた新しいパラダイム13 を浮かび上がらせるという大きな目標があるのです。私たちのミッションは、個人としても、職業人としても、自分の人生、自分の思考、自分の言葉、自分の行動の中心に真の愛を据えたいと願う人々をサポ—トすることにあります。

このように、現在ふたりはお互い補いあいながら個人の活動や共通の活動に励みながらミッションに取り組んでいます。

ツインフレ—ムのブログ

私は非常に早い時期に「ツインフレ—ム・ブログ」14 を開設しました。フランス語でツインフレ—ムをテ—マに扱ったブログとしてはかなり先駆けのものでした。当時、ツインフレ—ムを取り扱った本もほとんどありませんでしたし、ましてやツインフレ—ムカップル自身が書いた本となるとなおさらでした。ちなみに、唯一私たちが知っていたのはエリザベス・クレア・プロフェットが書いた「ソウルメイトとツインフレ—ム:愛とカップル関係のスピリチュアルな次元 」15 という本だけでした

このサイトのおかげで何千人もの方々にこのツインフレ—ムという現象についてお伝えし、この現象への理解を広めることができたと思っています。また、質問、体験談、メッセ—ジも大変たくさん頂戴しました。

希望する方には情報を提供したり、アドバイスやサポ—トをさせていただきました。

このサイトのおかげでほかのツインフレ—ムカップルの存在も知ることができました。一緒に暮らしている人、別々に暮らす人、人それぞれですが、その方たちの体験談を伺い、彼らと交流することによって、私たちもさらにツインフレ—ムカップルに関する理解を深め、再結合後のプロセスについて一層詳しく知ることができました。

自分たち自身はすでに「ツインフレ—ム・プロセス」と呼ばれる体験をすべて終えていたのですが、こうした交流を通じてこの現象に関する知識をさらに深め、自分たちが通過したプロセスを全体的に再確認したいという思いがありました。


数年にわたって人々の体験談を伺い、交流を図るなかで、私たち自身が体験したプロセス、現象、サインなどをほかの人たちも確かに経験していて、こうしたことが自分たちにだけに起きたのではないのだ、自分たちだけの話ではないのだという確信を得ることができました。

こうしたコミュニケ—ションは私たちにとって大変貴重なものとなり、その後のツインフレ—ムの方々の再結合のお手伝いや再結合後のプロセスのサポ—トにあたっておおいに役立ちました。

エネルギ—ワ—クを使う

ツインフレ—ムは「ツインフレ—ム・プロセス」というプロセスのなかでさまざまなステップを体験することになります(各ステップの詳細はのちほど説明させていただきます)。このプロセスでは自分やふたりの前進を妨げる闇のゾ—ンや障害物があらわになります。私たちはこうしたことを処理するにあたって、プライベ—トでも仕事でももっぱらエネルギ—ワ—クを使用しています。

私はこのエネルギ—ワ—クがどの段階においても(再会の準備期間、プロセスの過程、プロセスの後など)、エネルギ—、メソッド、手順、ツ—ルとしておおいに効果を発揮することを確認しました。

そのため早い時期から24時間365日、どこにいてもアクセス可能なインタ—ネットをツ—ルとして活用し、できるだけ多くの人々がエネルギ—ワ—クが利用できるようにしてきました。

そして遠くからでも、好きな場所で、好きなときに使用できるトレ—ニングを開発しました。

このe-ラ—ニングのプラットフォ—ムのおかげで単に知識を伝えるだけでなく、みなさんの学びを個別にサポ—トすることが可能となりました。

最古参というわけではありませんが、この手のプラットフォ—ムとしてはかなり早い時期の導入だったと自負しています。トレ—ニングを受ける方々の進歩を確認しながらサポ—トを行えるため、自分たちのミッションに意味があると実感することができ、大変うれしく、また光栄に感じています。

今、あなたが手にしていらっしゃるこの本は、私たちが再結合した際にスピリチュアルガイドが魂のミッションとして私に書き著すよう勧めてくれたものです。ですから非常に早い時期から、数年後に出版されることを頭に描きながら執筆をはじめました。

しかし、そのころ、まだ体験途中だったツインフレ—ム・プロセスのスケ—ルの大きさや影響力にすぐに気がつき、本を書きあげるまでにはまだまだ時間がかかるということがわかりました。今になってみるとなぜこの本を書くよう勧められたのか、また書き上げるまでにどうして時間が必要だったのかがよくわかります。

私たちは自分たちの体験を喜びや苦しみなどの自身の感情や感覚を盛り込むことなく表現し、伝達できるよう、プロセスの一瞬一瞬、しっかりと意識をしながらすべてのステップに取り組んできました。

処女作となるこの本は私たち自身の物語を披露するためのものではありません(これについてはまたいつか別の本で書くかもしれませんが)。この本はより多くの人に光を灯し、その目覚めを助け、みなさんが自分のツインフレ—ムの呼びかけに気づくことを願って書かせていただきました。

本書にはツインフレ—ムとの再結合を体験した方々への数年間に及ぶサポ—トを通じて得られた、数多くの実体験の証言が詰まっています。

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